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2006/04/24

千葉県7区衆院議員補選,民主党が勝利

 千葉県7区衆院議員補選は,民主,自民・公明両陣営とも,党首が選挙区入りし,補選としては異例の力が入った選挙戦を繰り広げましたが,結局民主大田和美氏が選ばれました。
 今回の選挙は,どちらが勝つかからないといわれていましたが,ふたを開けてみれば,確かに20万人程の投票者に対してわずか955票という,選挙の票数でなければ,ほとんど誤差かしらと思うような差で勝利しました。
 しかし,後出しじゃんけんのようで申し訳ありませんが,今回の選挙では確かに大田氏有利という感じがしていました。まず若い事(まだ20歳代),女性であること,対立候補の自民斉藤氏は隣県埼玉県からの落下傘候補であり知名度もないこと,そもそも今回の選挙は自民党議員の選挙違反事件での辞職を受けた補選であることなどもありますが,それより何より,自民党には話題がなかったことです。民主党は偽メール事件のごたごたによって小沢氏が代表に就任し,以前このBLOGでも書いたように,小沢氏でさえ新鮮に感じてしまい,民主党の新生をイメージしてしまうという効果が生じていたことです。ある新聞では,劇場型の敗北と書いていましたがそれは逆で,今回民主党が勝ったのはまさに劇場型の選挙だったからだと思います。今回の選挙で民主党が勝った最大の理由は,まさにそれかもしれません。
 今回の勝利によって,小沢代表の9月以降の続投が云々されていますが,現在の「新鮮な感じ」がその時までもつかどうかが勝負どころです。
 上に述べた以前の記事で,「かつての自民党の顔の一人だった小沢氏よりも,自民党と関係なかった菅氏のほうが,民主党党首としてはふさわしかったような気がしています」と書いたのですが,今回の選挙結果を見ると,かつて民主党代表だった菅氏より,はじめて民主党代表になった小沢氏の方が新鮮に見える効果は大きく,その事も今回の選挙戦での勝利につながったかなと思いました。

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