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2006/05/02

米国産牛に骨混入,台湾政府輸入中止

 台湾が米国食肉最大手タイソン社から輸入した牛肉から,除去が義務付けられている骨が見つかり,台湾当局はこの施設からの輸入を先月末に中止したとの報道がありました。
 アメリカからの輸入牛肉から骨が見つかる騒ぎは,1月の日本に続いて香港で2回起こっています。今,日本政府は,6月の輸入解禁に向けて作業を続けていますが,この事実を知って,政府はどう対処するのでしょうか? 日本政府は,1月の骨混入事件は,小さな食肉会社で起こったことで,特異事例だとして処理しようとしていましたが,香港事件のスイフト・ビーフ社,カーギル・ミート・ソリューションズ社,そして今回の最大手タイソン社と,大手会社で続々骨混入事件が起こっていることで,その論理は崩れてしまっています。
 日本政府は,相変わらず輸入再開ありきで対応しているように感じますが,責任を国民に押し付けて,「いやなら買うな」ということなんでしょうか。目に見える牛肉ならいいんです。店頭などでも産地表示がなされています。ところが,固形スープやインスタント食品,これまで国産品なら米国産牛が入っていないということである程度安心できましたが,輸入解禁となると,これらの加工食品の米国産牛は,一般消費者には防ぎようがありません。
 米農務省は,「BSEになる確率が極めて低い」などといっていますが,低いのではだめです。ゼロでなければなりません。この発言を聞いても,アメリカ牛は日本には似合わないように感じます。

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未だに原因がよくわからない狂牛病。一方、アメリカ政府の強い要望によりアメリカ産牛肉の輸入解禁がなるも、とたんに危険部位の肉が紛れ込んでいたことが判明、輸入停止。BSE問題につ [続きを読む]

受信: 2006/05/03 15:20

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