コンプライアンス重視で,JR線復旧に時間がかかる?
5月11日朝の5時42分ごろ,JR京浜東北線川崎-鶴見間の信号トラブルにより,蒲田-大船間で上下線(東京駅をはさんでの運転なので,上下線といわずに,京浜東北線では北行,南行という)とも運転を休止しました。9時48分に復旧したそうですが,まさに通勤時間帯の運転休止で,大混乱しました。
私の同僚の多くもこのトラブルに巻き込まれ,うんざりした顔で遅れて出勤してきました。
最近のJRでは,ほんのちょっとしたトラブルで何時間も運転が休止され,大混乱が起こることが多いです。過密ダイヤで,一歩イレギュラーな運転になるとそれを復旧させるためには少しづつ各駅や駅間に止まった電車を動かしていかなくてはならないとかもあるのでしょうが,JR西日本の尼崎での事故を受けて,異常時にはあくまでもマニュアルに忠実に,コンプライアンス重視で動いているために,復旧が遅れるものと思います。
なんだか,「現場でのフレキシブルな判断よりもコンプライアンスを重視しすぎると,こんなたいへんなことになるんだよ」ということを世の中に示しているかのようです。
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