ジャワ島地震,死亡者が6000人規模に
5月27日に発生したインドネシア,ジャワ島の地震では,6000人を上回る,阪神大震災と同程度の死者を出してしまいました。
当時震源地付近にいた日本人は100名余りといわれ,ほとんどの人と連絡が付いた現在,日本人の犠牲者は出ていません。日本人など外国人がいる地域は,都市部の比較的高級住宅街やオフィス街であると思われ,おそらくそんなところでは地震の被害はそれほどひどくなかったのでしょう。実際,地震はマグニチュード6.3で,阪神大震災の1/32,震度は5~6だといわれていますから,日本で考えれば,6000人規模の死亡者が出るような地震ではありません。しかし,農村部のレンガ造りの家が地震に弱かったといわれています。本来,この地方では,竹や木で編んだ構造の家が伝統的な家屋だったのが,70年代以降,洋風の家ということでレンガ造りに代わっていったそうです。今回の地震ではそれがあだになってしまいました。
長年の伝統というのは,やはりそれなりの価値があるんですね。
| 固定リンク
コメント