阪神電鉄,阪急ホールディングスの傘下へ
阪急ホールディングスによる阪神電鉄のTOBが成立し,阪急は阪神の発行済み株式の63.71%を持つことになりました。これで来る6月27日から,阪神は阪急ホールディングスの連結子会社になります。
TOBの際,村上ファンドが一部の株式を売却せずに持ち続けるのではないかとも言われていましたが,結局全ての阪神株式を売却しました。村上ファンドのインサイダー事件がなければ,このようにきれいにはまとまらなかったかもしれません。予定していた45%を大幅に超える株式取得となったため,阪急ホールディングスの買取総額も予定より700億円増えて,それはそれで大変でしょうが。
大阪在住の知人によると,既に阪急電車に阪神タイガースや阪神百貨店の中吊り広告が掲出されているとの事です。以前では考えられなかったことだと,知人は言っていました。
この阪急と阪神の経営統合の行方が,吉と出るのか凶と出るのか,第三者的には興味深い実験のような感じがします。
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