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2006/06/02

古代の北極の海面温度は23度

 北極の海面温度が,5500万年前には23度であった事が,海底山脈の掘削調査によ堆積微生物の研究の結果わかったという記事が,新聞に載っていました。日米の研究グループの研究成果だとの事。
 新聞記事では,5500万年前には空気中の二酸化炭素濃度の影響で,地球が温暖であった事が知られており,研究成果は「温暖化の将来予測にも役立つ」と結んでいますが,古代大陸だのオーパーツだの,怪しげな本をたくさん読んでいる私としては,異論があります。
 たしか,地球の自転軸は古代から現在に至るまでの間に移動しており,古代では現在の南極-北極を結ぶ軸が地軸ではなかったという説があります。この地軸の移動の事を擬似科学世界ではポールシフトなどと呼んでいます。
 本当に地軸が移動したのなら,今の北極が温暖であった事も,二酸化炭素の影響ではなく,当時は緯度が低かったからと言えるでしょう。もしそうなら,これを基に将来の温暖化の予測に用いたら,とんだ間違いを起こす可能性があります。
 まあ,あくまでも擬似科学の話ですが。
 なお,ポールシフトという語は,地球の自転軸の移動の他に,地磁気の北極南極の移動を差す事もあります。

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