邦画の復権
今年5月までの映画興行収入で,邦画が洋画を超えたそうです。邦画の復権ということはこれまでも言われていたのですが,それはアニメの人気が大きかった。しかし,今年5月までの成績では,「THE 有頂天ホテル」「男たちの大和/YAMATO」「LIMIT OF LOVE 海猿」などが興行収入50億円を超え,アニメ以外の実写映画が邦画の好調を引っ張っています。
うちの中学生と高校生の娘達も,友達とよく映画を観に行ってますが,邦画を観る機会が多いようです。その昔,映画の黄金時代は,石原裕次郎など,いわゆるスターを見に行く時代でしたが,うちの娘たちは,出演者でなく内容で選んで映画を見ているようです。うちの娘達のような若者だけでなく,私たち中高年にとっても,観たい邦画というのが増えてきたように感じます。ただ,なかなか映画館に足を運ばず,数ヶ月たってビデオで見るという事が多いんですが・・・。
この映画のビデオ化,映画館でのロードショー開始と同時にビデオを売り出したらどうでしょう。もっと売れて映画界にとってはプラスになるように思うんですが・・・。そうなったらやはり,映画館に足を運ぶ人が減るんでしょうか? 映画の料金2000円程度に対してビデオ(DVD)の価格は3500円程度。そんな値付けですから,それほど映画館へ行く人が減ることはないんじゃないかと思うんですがねえ。それに,映画館と同じ2000円程度の価格でロードショーと同時にネット配信したら? 映画館へ行く人は減ることなく,私のように時間的に映画館へ足を運びづらい者の映画鑑賞を新しく開拓することにならないでしょうか。
50年代後半~60年代初頭の邦画黄金期に対して,現在の映画人口は1/7だそうですが,映画が唯一の娯楽だった黄金期に対して,娯楽が多様化した現在の映画人口としては,かなり健闘していると思います。
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