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2006/07/12

ビル=ゲイツ会長,2年後に辞任

 先日,マイクロソフトのビル=ゲイツ会長が,2年後にはマイクロソフト会長職を辞し,設立した財団事業に専念すると発表しました。
 ビル=ゲイツ会長も既に50歳。以前このBlogでも紹介した梅田望夫著「ウェブ進化論」によると,この世代は,マイコンが世の中に現れ,コンピュータを個人が持てる事に感動した世代で,これからのネットを基本としたIT社会(Web 2.0の世界)では,時代遅れになりつつあると指摘されています。 ネットのこちら側のコンピュータ(個人のパソコン)でなく,以前このBlogでも書いたことのあるGoogleスプレッドシートに代表される,ネットの向こう側のコンピュータをネット経由で使う時代には乗り遅れがちな世代だというのです。 確かにネットのこちら側のパソコンソフト(WindowsやOffice)を強化し続けるマイクロソフトは,ネットの向こう側のコンピュータを個人が使う時代の波には乗っていないかもしれません。 ビル=ゲイツ会長の辞任で,マイクロソフトもGoogleのようなWeb 2.0に対応した企業になるのでしょうか?
 しかし,私はネットの向こう側のコンピュータを使うという事に抵抗があります。 個人情報が,ネットの向こう側のコンピュータの所有者(社?)に握られてしまいます。 それを嫌がる人々が結構いるのではないでしょうか。 社会的な効率という事を考えれば,ネットの向こう側のコンピュータを皆で使った方が効率的でしょう。 しかし情報漏洩などを考えると,いくら無料でワープロや表計算が使用できても,ネットの向こう側のコンピュータは限定的にしか使用されないのではないかと思います。 このように考えるのは,私も「コンピュータを個人が持てる事に感動した世代」であるからなのでしょうか?

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