味噌カツの専門店「矢場とん」
先日,「名古屋の不思議」という本の事を書きましたが,その本で紹介されている味噌カツの老舗「矢場とん」という店が東京に進出しているというので,行ってきました。
東京の「矢場とん」は,東銀座にあります。歌舞伎座の近くです。平日の午後3時半過ぎという変な時間に行ったので,それほど混んではいませんでしたが,それでも2階のフロアーに4組程の先客がいました。そして私が食べている最中にも,2組ほど入ってきましたので,なかなか繁盛しているのでしょう。一階にカウンター席があるようですが,閑散時間帯は,2階のテーブル席のみの営業だとの事です。
味噌カツというのは,とんかつに八丁味噌をベースにしたソースがかかっているものです。普通のとんかつソースの代りに八丁味噌ソースがかかっているので,味は普通のソースより甘めになります。私は,時にはとんかつに醤油をかけて食べるほど醤油党ですが,味噌カツほど甘ければ,それはそれでうまいと思います。実際,名古屋に行くと味噌カツは必ず食べるほど好物なんです。私はロースかつ定食を頼みました。
名古屋の食べ物屋は,「お得」というイメージがあります。しかし,コメダ珈琲店もそうなんですが,品物の金額が安いわけではありません。物が大きいかったり,たくさんあったり,別のおまけが付いたりするというお得感で勝負しているようです。矢場とんのとんかつもロースかつの単品で735円。安めですが,家の近所の定食屋さんと同じくらいの値段です。しかし735円にしては大きいのです。普通東京では1000円以上のとんかつと同じ大きさ,肉質です。
定食はこれに味噌汁,ご飯,きざんだしば漬けが付きます。お味は,今まで食べた味噌カツのうちで,最も甘い部類に入るのではないかと思います。甘い八丁味噌ソースを十分堪能しました。
しかし,私のようにたびたび味噌カツを食べている人でない,ソースカツしか知らない人が食べたら,ちょっと甘すぎると感じるのではないでしょうか。店もそれを心配して,甘すぎたら「からし」をつけてください。という注意書きがメニューに書いてありました。
写真を撮らなかったので,「矢場とん」のホームページからロースかつの写真を拝借して添付しておきます。
| 固定リンク
コメント