新本格推理 第6巻
アマチュア推理作家の作品を募集し,推理作家,二階堂黎人氏が選ぶ「新本格推理」シリーズの6巻目が今年3月に出ていたのに気づかす,このほど本屋で見つけてやっと読了しました。
このシリーズは,亡くなった鮎川哲哉氏の選ぶ「本格推理」シリーズ15巻から続くもので,アマチュアの作品集ですが面白いものが多く,気に入っています。
以前このBlogで,このシリーズの事を「短編なのに,長編のような書き方,構成をとっているものが多いような気がします。おそらく,既成作家ならば,長編と短編では,書き方が違いますが,素人は短編でも長編と同じ気構えで書いているのだと思います。」と書きましたが,今回の「新本格推理」第6巻はそんな作品が少なく,既成作家の短編集と同じ様な感じになってきました。アマチュアながら,既に別の巻にも作品が収録されている常連といえる作家達の作品が多く集められており,アマチュアならではの面白さというのがなくなってきたようで,その点ちょっと残念です。
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