複雑なソフトバンクの「予想外割り」
昨日,「携帯電話の料金体系は複雑で,何が得で何が損かよく分かりません。そんな私は,めんどくさいので現状維持にするということになってしまいます。」と書いたんですが,ソフトバンクが鳴り物入りで発表した「予想外割」というサービス,まさに得なのか損なのか分からないサービスです。
発表早々,各テレビ局のニュースで取り上げられ,画期的なサービスのように見えましたが,いろいろの制限があるようです。「ソフトバンク同士の通話が無料となるのは1日のうち約20時間で,21時~24時59分の約4時間は完全な無料ではなく,この時間帯の1カ月間の累計通話時間が200分を超える場合,30秒毎に21円の通話料金が発生する」とか,「ソフトバンク以外の携帯電話・PHS,および固定電話宛の通話は無料ではなく,通常よりも高めの料金設定となっている」とか,「テレビ電話機能,『TVコール』の通話料金は他社携帯電話・PHS宛の通話料金の1.8倍相当になる」とか,「Eメールアドレスでのメールのやり取りについては無料ではなく,EメールやWebを利用する場合は,月額315円の『S!ベーシックパック』に加入する必要がある」などなど。結局,ソフトバンク携帯同士での電話やメールのやり取りは安いが,他社の携帯や固定電話が絡んでくると,とたんにドコモやauより割高になるという料金設定のようで,親戚・友人・同僚一同がソフトバンクの携帯を持っているという場合でないと,あまりお徳にはならないようです。
そもそもこのサービスは,新料金プランの「ゴールドプラン」と新割引サービス「新スーパーボーナス」と期間限定キャンペーンの「ソフトバンク大創業祭キャンペーン」を組み合わせたものというから,料金が複雑になるのもあたりまえか。
う~ん,ますますわけがわからず,現状維持となってしまう私でした。
結局この番号ポータビリティー制度というのは,他社によっぽど気に入った機種があって,多少お金がかかってもどうしても乗り換えたいという場合に使うという程度の制度であって,一般的にはそれほど使い道が無いのかもしれません。
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