物置と化すかばんの中身
私は,仕事で会社に行く時に使うかばんと,休日に出かける時に使うかばんの2つのかばんを持っています。そのうちの休日用の革のかばんが,もう7~8年ほど使ってぼろぼろになってきたので,新しいものを買いました。
中身を入れ替えるとき,古いかばんからいらないものがたくさん出てきました。古い領収書,パソコンから印刷した地図,何年も前のカレンダー,使わなくなった古い手帳などなど。
漫画家の東海林さだおさんのエッセイには,「(かばんは)4年ほど使っているうちに物置になった。物置というものは,使っているうちに整理が行きとどかなくなる。」と書いています。まさにその通りですね。
会社用のかばんも本来物置きと化すはずですが,そうはなっていません。1年に何度か,インドへ出張に行くからです。インドの空港では安全チェックが厳しく,機内に持ち込む手荷物に対するX線チェックで少しでも疑点があると,かばんを開けて一つ一つ中身を机の上に取り出して調べられます。最初にそれをやられた時,自分のかばんから,ガラクタがたくさん出てきて,私自身がびっくりしました。「これがこんなところに入っていたんだ」と思うものもあって,まさに物置でした。それ以来,インドから出国する日には,ホテルでかばんの中身を整理して,いらないものは捨ててくることにしています。そのおかげで,かばんの中身も整理されているというわけです。
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