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2006/12/27

銀行の献金再開

 日本経団連が10月に全銀協を通じて大手銀行各行に献金再開を要請し,各行が政治献金再開に向けて調整していましたが,それに対して安倍総理は国民への理解が得られないとして,中川幹事長に対して,当面党として献金受け取りを自粛するよう指示しました。
 そもそも大手銀行は,1998年の国からの資本注入以来,政治献金を中止していました。
 銀行は,その利益が過去の不良債権処理に伴う税務上の欠損金と相殺されて,法人税を納めていない状態があと5~6年も続きます。また,銀行再生のために預金金利や配当の水準が低い状態におかれています。いわば国民に助けられているにもかかわらず,史上最高という利益を国民に還元せずに献金に向けようとしています。これは全く非常識です。
 結局自民党が献金受け取りを拒否したことによって,多分献金は行われないことになると思われますが,一度は献金する方向で動いたということで,銀行と経団連の感覚が全く「ずいれている」事を露呈しました。こんな非常識で国民の意識に対してずれまくっている経営者達は,全員辞任してもいいくらいです。

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