今度は成田市長,収賄容疑逮捕
福島県発注の公共工事をめぐる福島県知事の収賄容疑,四国の旧寒川町(現さぬき市)の在宅健康管理システム導入をめぐる寒川町長の収賄容疑事件,和歌山県発注の公共工事をめぐる和歌山県知事の収賄容疑事件,宮崎県発注の災害復旧工事設計の入札をめぐる宮崎県知事の収賄容疑事件等々に続き,清掃工場の運転管理業務をめぐって,千葉県成田市の小林市長が運転管理業務を受託している同県松戸市内の会社幹部から謝礼として現金を受け取った容疑で,12月2日に逮捕されました。
こんなに収賄が続々と明るみに出るようでは,日本中の自治体のほとんどで賄賂が横行しているのではないかと思ってしまいます。すくなくとも,「まだまだ明るみに出ていない収賄事件があるのだろうな」と感じます。
結局,公共工事や事業の古い談合体質が,まだまだ蔓延しているということで,小さな政府実現に向けての地方自治の拡大など,まだまだ夢のまた夢だと感じてしまいますね。こんな体質の自治体に権限を中央から委譲したら,さらにさらに収賄の温床が増えるだけでしょう。全く,情けないったらありゃしない。
まあ,昔から行われていた事を,最近厳密に法律を適用して摘発しているというところはあるんでしょうね。よく言えば,中央と地方の関係を変えようとしている時期の膿だし,悪く言えば変更しやすくするための手段です。
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