都選管が，You Tubeに削除要請

　４月５日，東京都選挙管理委員会が，You Tubeに対し，都知事候補の政見放送映像の投稿を削除するよう要請したそうです。政権放送は公職選挙法で回数が定められていて，特定の候補者の映像がいつでもネット上で視聴可能になっているのは公平でないというのが削除要請の理由だとの事。
　削除対象には，当然あの人の政見放送を含む・・・というか，ほとんどがあの人の政見放送なわけですね。５日深夜の時点ではまだ削除されていませんでした。
　まあ，早晩そんな事になるだろうとは思いましたが・・・。

　しかし，政見放送の回数が定められているといっても，ちょうど放送している時に誰もが見られるかというと，仕事などの関係で見られない場合が多く（見たくない場合もありますが），このネット時代に，いわばストリーミング放送に頼っているのが時代遅れで，それこそ不公平のような気がします。いつでも誰もが見られるサーバー型の動画配信こそ公平ではないかと思います。まあ，特定の候補しか動画が存在しないYou Tubeは，確かに公平とはいいがたいですが。