バイオ燃料のためにジュース値上げ
果汁100%の明治ミニッツメイドや森永のサンキストブランドのジュースが,500ミリリットル~1リットルで10~20円値上がりするそうです。
オレンジやりんごなど果物の産地で,ガソリン代替燃料となるバイオエタノールの原料,サトウキビに転作する農家が増え,果汁不足に陥っているからだとのこと。
トウモロコシやナタネなど,その他のバイオ燃料の原料についても需要急増で,家畜の飼料なども値段が上がり,食品の価格体系が大きく変わろうとしています。
今は過渡期で,農産物の需給に混乱があるため,価格体系も変化せざるを得ないのでしょうが,石油への依存を減らし,これら代替燃料が増えていくのは基本的にはいいことです。穀物が足りないのならば,膨大な石油投資を農業に向けて,作付け面積を増やすなどの農業の振興を行うべきでしょう。穀物の新しい需給状態を作り出し,新しい安定した状態に早くなって欲しいものです。
安倍首相の中東訪問で,沖縄にサウジアラビアの石油備蓄基地を作ることを約束したようですが,沖縄ならば石油基地でなくて,サトウキビ畑を作るというのがトレンドでしょう(笑)。
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