保険会社,保険金不払いが910億超
保険会社の保険金不払いが,38社合計で120万件,910億円に上ると発表されました。しかも,まだ調査結果がまとまっていない保険会社もあり,それを超えるであろうことは必至です。保険金不払いの大部分は,被保険者からの請求がなかった為に支払わなかったものです。
このことで保険会社が非難され,その幹部が頭を下げる映像がテレビで流れています。この金額,確かに支払われるべきものだったわけで,保険会社が非難されるのももっともなんですが,あえて言わせてもらうと,被保険者の方も,請求しなかったのはどうかと思います。
今話題の年金のように,強制的に掛け金を徴収されるものと異なり,生命保険は被保険者が自分自身の責任で加入したもので,被保険者もその契約内容をしっかり知って,請求するときは自身で請求するべきものだと思います。
宝くじで当たっているにもかかわらず,結構たくさんの人が引き取りにこないといいます。今回の事件はそれと似ています。保険会社の方を一方的に非難することしかしない社会って,日本はつくづく甘やかし社会だと思います。
だからといって,保険会社の新規契約至上主義が許されるものではありません。契約後のアフターケアがしっかりしていない保険会社は,いずれ淘汰されていくんでしょうね。
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