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2007/11/22

強度不足が大流行!

 11月上旬に清水建設が千葉県市川市で建設中のマンションの強度不足が発表された矢先,マンションの強度不足がまた公表されました。
 今度は東京港区東麻布のマンションで竹中工務店の施工。地上27階建ての高層マンションの8階部分に,強度の弱い地下階用の鉄筋を誤って使用したとの事で,8,9階部分を取り壊して施工し直すようです。
 日本を代表する大手ゼネコンの施工で強度不足があるのだから,世の中にはもっと強度不足事例が隠れているのではないかと疑ってしまいます。
 姉歯氏の強度偽装事件以来,別の建築士による愛知県や新潟県のマンションの耐震強度偽装事件,エレベータの強度不足事件など,強度不足事件がいくつも報道されています。これらは意図的に強度不足の設計がなされたり,強度不足の部材が使われたりした悪質なものでしたが,今回のマンションはミスによるものです。ミスによる強度不足も多いですね。大阪府交野市岩船小学校校舎の床,多くのマンションや学校に使用されていたアルミ製の手すりの強度不足,現在原因未確定ではあるものの施工ミスが疑われている敦賀市の新型転換炉「ふげん」の原子炉補助建屋など,たくさんの事例があります。ミスによる強度不足が報道されるたびに,現場に「プロ」がいなくなってしまったと感じます。

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