アダムスキー型UFO?
中野区哲学堂公園付近,新青梅街道を歩いていたら,左手建物の向こうに異様な古い建造物が顔を覗かせているのに気づきました。上の部分だけが見えて,なんだかアダムスキー型UFOのような形です。
「あれは何だろう?」というので,横道にそれてそちらの方へ行ってみると・・・。
この形は,古い配水塔に違いありません。近くに「水道タンク前」というバス停もあり,やはり配水塔に間違いないようです。さらに近寄ってみると,塔が立っている周りは「みずのとう公園」という小公園になっていました。
ネットで調べたら,この塔は野方配水塔といって,多摩川の水を砧浄水場で取り入れて,鉄管で北東へ引っ張ってきている,その途中に設けるられた配水塔であることが分かりました。これと全く同じ姿かたちをした大谷口配水塔というのが,ここよりさらに北東へ行った先,板橋区にあったそうですが,2005年に老朽化のため取り壊されたとの事。ひょっとしたら,この野方配水塔も,近い将来取り壊されてしまうかもしれませんね。
配水塔といえば,以前このブログでも駒沢配水塔を紹介したことがあります。駒沢の配水塔は,やはり多摩川の水を東京の水道水として利用するために,その水道鉄管上に設けられたものです。こちらの方は,砧浄水場より下流の砧下浄水場から取水しています。
町を歩いていると,不意にニョキッと現れるこれら異形の塔には,何だかいつもドキッとさせられます。まあ,街の風景の中に現れた大きな怪物のような感じですね。野方配水塔の方はドームがある分,駒沢のものよりされに妖しさが増幅されているように感じます。
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コメント
私はこの配水塔大好きです。よく見に行きます。うちの実家のわりと近くに大谷口配水塔があったのですが、私が実家を出て一人暮らしをしている知らない間に取り壊されていました(:_;)
なので今は自転車で25分くらいかけて野方配水塔を見に行きます。 妖しい感じがしてドキドキして大好きです。
投稿: まきこ | 2009/05/11 21:25
まきこさん,コメントありがとうございました。
配水塔というのは,妖しい感じがしますね。「逢魔が時」といわれる,昼間でも夜でもない,暗くなりかけた夕方,辺りに人がいない時,このような配水塔を眺める事を想像すると,背中がゾクゾクします。
投稿: Alice堂 | 2009/05/11 23:48