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2008/02/09

仙川の源流?

 仙川は,東京世田谷区の二子玉川近くで国分寺から流れて来る野川と合流して多摩川に注ぐ川です。都市内河川としては大きな川で,小学生の頃世田谷に住んでいた私は,学校で「世田谷区を流れる川」として習い,また学生時代,この川から名前をとった京王線の「仙川駅」の近くでバイトをしていた事もあって,特に家の近くにあったわけでもないのに比較的馴染みの川です。
 先日,仕事でJR中央線の武蔵小金井駅近くに行った時,新小金井街道沿いに「仙川上流端」という看板を発見しました。「ここがあの仙川の源流か!」ということで,ちょっと感慨にふけってしまいました(笑)。下流の世田谷区では,都市内河川としては結構大きな川なのですが,「上流端」では小さなコンクリートに固められた川というより「溝」といった感じです。だいいち,水が全く流れていません。干からびているのです。

Sengawa1_2

 この上流端の看板から180度向きを替えて,新小金井街道の反対側を見ても,この川はありません(下の写真)。川の延長線上の位置に,住宅地の奥へ入っていく道があるだけです。だから確かにここが川の始まりらしいのです。

Sengawa2

 しかし,ネットで見つけた「仙川のほとりを歩く」というサイトの「1-2 暗渠入口と暗渠内部」というページを見ると,この「上流端」からさらに上流が暗渠となっていて,まだ仙川は存在しているようです。暗渠で,しかも太いパイプ状の流路で,地上にマンホールも無い形式なので,この暗渠をたどっていく事はできません。しかし,上述の,川の延長線上の「住宅地に入っていく道路」に暗渠が続いていると容易に想像できます。そしてこの道路は,しばらく行くと東京サレジオ学園にぶつかります。ネットで検索してみると,この学園内に池があり,そこが仙川の本当の源流という説もあるようです。どうもここら辺一帯は,その昔湧水地帯で,あちらこちらから水が湧き出ていて,それを集めた流れが仙川だったように思えます。
 下の写真はサレジオ学園の北西方にある「小平市立つつじ公園」という公園にある池ですが,この池などもひょっとしたら仙川の源流の一つだったのかもしれません。

Sengawa3_2

(写真をクリックすると拡大します)

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コメント

1963年、小学校1年生の春に、そのあたりに引っ越しました。中央大学の付属高校を含め、サレジオ、学大から北側方向に、ちょうど何もかも平らにならして造成中で、赤土泥田んぼ状態。西武交通のダンプが唸りを上げて走り回っておりました。その中を、仙川の上流は、赤土の中を掘削された、それより下流と同じ幅の水路となって今の「源流」の立て札からさらに赤土泥田んぼの中へと続いていたのでした。危険だから、あの赤土の中に入ってはだめ、と言われており、外から眺めるだけだったので、仔細はわかりません。あたりは窪地で、2年後、ピカピカの中大付属の擁壁からは、天候に関わりなく、カンカン照りの日であっても、コンクリの壁のパイプから、こんこんとおいしい水が湧き出ていたのですよ。

投稿: Karara | 2008/07/16 16:08

 Kararaさん,興味深いお話,ありがとうございました。このようにして川は埋め立てられて,都市化していくんですね。

投稿: Alice堂 | 2008/07/17 00:42

★興味深く拝見しました。
http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?p=%E4%B8%89%E9%B7%B9%E5%B8%82%E7%89%9F%E7%A4%BC&lat=35.68421013&lon=139.58889814&ei=utf-8&gov=13204.11.1&z=18
の地図でサレジオ学園の北に上水に並行した水路があります。これは何でしょう。
喜平橋の南にある水路は仙川と関係あるのでしょうか。
メールいただけると幸いです。

投稿: 街歩きオヤジ | 2011/06/14 15:30

 コメントありがとうございました。
 千川は,サレジオあたりの湧水を集めて源流としていたようですから,近所の流路は何らかの関係があるのかもしれませんが,はっきりとは分かりません。
 まだ昔の状態を知っている方が居るのかもしれませんね。

投稿: Alice堂 | 2011/06/14 19:24

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