日朝外務省実務者公式協議
6月11日,12日に北京で行われた日朝外務省実務者公式協議。北朝鮮側が日本人拉致問題の再調査を約束し,されに日航機「よど号」ハイジャック事件関係者の日本への引き渡しに向けて調整することになりました。
拉致被害者家族会は,今回の会談結果と北朝鮮に対する一部の制裁解除について,「全く満足していない」といっています。気持ちは分かりますが,北朝鮮のこれまでの「拉致問題は解決済み」というかたくなな態度から一歩進んだことは事実だと思いますし,現在北朝鮮ができる最大の譲歩であると思います。関係者に対する多少の感謝くらいは表明してしかるべきだったと思います。
ただし,「拉致問題の進展がないまま北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しない」とした米国に対して,支援国家指定解除を狙っただけの北朝鮮の態度変化であることは明らかで,「再調査」の結果がでるまでは余り喜んでいられない事も事実です。家族会が苦言を呈さなければ,苦言を言える人がいないだろうなとも思います。
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