米による,北朝鮮テロ支援国家解除
アメリカによる北朝鮮に対するテロ支援国家解除の方向に,日本の拉致犠牲者救出の上から懸念を持つ人が増えています。
ただ,拉致問題も北朝鮮問題も,今のままで手詰まりとなっている事は確かで,何か環境を替えて様子を見ることも必要な段階になっていることも事実だと思います。今回の北朝鮮に対する米の融和方針,北朝鮮を国際社会に引っ張り出し,普通の国にする試みの第一歩であると思いますが,吉と出るのか凶と出るのか,したたかな北朝鮮相手ですから,どっちに転ぶのかはわかりません。
しかし今回の成り行きを考えると,「核」というのは,「持ち得」だということを示しているように感じ,それが将来に禍根を残すように思えてなりません。それを考えると,アメリカはやはり事を逸りすぎたのではないかという気がしてきます。「核」がなければ,北朝鮮はイラクと同じ境遇の,イラク以上のただの最貧国です。おそらく,イラクのように,米にとって爆撃の対象国であったことでしょう。
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