シンガポールの電力会社を,日本企業などが買収
丸紅,関西電力,九州電力など5社が,シンガポール最大の電力会社,セノコパワーを買収しました。
セノコパワーは,1995年設立とのことで,比較的新しい会社らしいのですが,シンガポールの32%の電力を握る会社だとの事です。
日本では,社会インフラを外国企業が握る事に対して抵抗があり,外国企業が持つ株式の割合を制限するなど,法律を整備せよという議論がありますが,国際的にはこのような買収が行われているのですね。そもそもシンガポール電力会社の国際入札が行われたので買収できたわけですが,シンガポールでは日本のような議論にならなかったのでしょうか?
かつて太平洋戦争時代,シンガポール占領のために,日本軍はマレー半島からのパイプラインに頼っていたシンガポール水道をマレー側でストップさせたと聞いた事がありますが,特にそのような過去のある日本企業の買収に対して反対運動などが起きないというのも,ちょっとおおらかすぎるような気もしますが・・・。そんな事を考えるのは,島国根性の日本人だけかなあ。
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