事故米販売は規制緩和のせい?
昨日も書いた三笠フーズなどによる事故米の食用販売。いくつもの仲介業者を通し,その中にはペーパーカンパニーも存在し,その過程で事故米を食用米に偽っていったようです。
このような構造を作ったのは,政府による規制緩和であるという話があります。規制緩和により流通を自由にして,民間の自由に任せた結果だと言うわけです。お上の監視の下でないと,悪いことをしでかす悪人達。お上の監視が甘くなって,それを上目遣いに見ながら,コソコソと悪事を進める者ども。あくまでも悪人達が悪いのであって,規制緩和がそうさせたと言うのはお門違いですが,規制緩和の下で,悪事しか考えられない人々というのは,全く「情けない」としか言いようがありません。確かに,そんな業界,そんな国では,規制緩和すべきではなかったのかもしれませんね。政府は国民を買いかぶっていたと言うことですか? 規制強化の方向は世界的な風潮のようですが,人間はそれ程賢くないということでしょうか? それとも,一部の悪者が,健全な規制緩和を阻害しているということでしょうか?
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