« 株暴落が止まらない | トップページ | 巨人,リーグ優勝へ »

2008/10/10

小売2強の8月中間決算

Seven_eleven この時期,小売各社の決算報告が行われていますが,セブン&アイホールディングスとイオンの小売2強の営業利益に大きな差が出ました。売上高はどちらも2兆7~8千億円と大差ないものの,イオンの営業利益はセブン&アイの40%程度。何が違うかというと,圧倒的なコンビニの利益の差です。イオンのコンビニと総合・食品スーパーを合わせた8月中間決算の営業利益が179億円であるのに対して,コンビニ,セブンイレブンだけの営業利益が1101億円もあって,セブン&アイの営業利益の7割を占めるのです。
 私はどちらかというと,おいしいソフトクリームのあるイオンのミニストップが好きですが,コンビニ力の差は歴然としているようです。そして昨今,小売不振の中にあって,コンビニが利益造出の原動力となっているんですね。
 車を運転していると,廃業したコンビニらしき店舗をよく見かけます。カーナビ上で見ると,それがセブンイレブンである事が多いように思い,セブンイレブン退潮を感じていましたが,とんでもない勘違いだったのですね。そのようなスクラップアンドビルドが,利益増に繋がっているのでしょうね。
 セブンイレブンの店舗数は1万2千店だという事ですが,出店が地域的に偏っていて,全く出店していない地域もあるようです。しかしウチの近所の神奈川県日吉駅周辺では,同じ商店街に3件のセブンイレブンがあります。駅前から放射状に拡がる3本の通りそれぞれに,セブンイレブンがあるのです。売れるところには大量に出店するということもあるんですね。

(左上の図は,日吉駅周辺の通り毎のセブンイレブン)

|

« 株暴落が止まらない | トップページ | 巨人,リーグ優勝へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小売2強の8月中間決算:

« 株暴落が止まらない | トップページ | 巨人,リーグ優勝へ »