今度はトルエン醤油?
生協で販売されたウィンナーにトルエンが含まれていたという事件が起こり,それは印刷会社で包装袋を作る際の不手際から起こった事故だったわけですが,今度は中国で日本製醤油から微量のトルエンと酢酸エチルが検出され,廃棄騒ぎとなりました。
ところが,検出されたというトルエン:0.0053~0.00064ppm,酢酸エチル:0.537~0.0796ppmという量ははなはだ微量。トルエンの検出濃度は日本の水道水の管理目標値より十分に低い値で,原料の麦に天然成分としてもともと含まれているもの,酢酸エチルは醸造中に生成される物質で,醸造酒などに一般に含まれる量に比べて十分に低い量だという事です。
農薬やメラミンなどの混入で世界的に評判になっている中国製食品に対して,その道連れにしようとして必死になって検出した結果のように感じられ,なんだか笑ってしまいました。指摘されたキッコーマン「公務小醤油」に至っては,「そのような名前の商品はない」という落ちも付きました。
中国当局も,中国製の醤油の方をしっかり調べた方がいいのではないですか?
| 固定リンク
コメント
問題のあった?「日本製醤油」を中国側は早々と廃棄したというニュースを聞いて、あまりに怪しいと思い、検索して調べておりました――だってそんなもの、証拠品として最低半年ぐらいは残しておくでしょう? 日本もちゃんと報道してほしいものです!
投稿: 床屋 | 2008/11/09 21:03