紅白の視聴率,上昇
今年の紅白歌合戦は,いつになく高視聴率で,瞬間視聴率では50%を越えていたようです。
不況で外出せず,家に居てTVを見ていた人が多かったからという話もありますが,最近の「個人個人が部屋で小さなTVを見るのではなく,家族が居間に集まって薄型大型TVをみんなで視聴する」という傾向も関係しているのかもしれません?
我が家はといえば,大型TVと小型TVを並べて,大型では紅白,小型ではTBSの格闘技「Dynamite」を見ていましたが・・・。
毎年の事ですが,紅白出場歌手のCD売り上げが伸び,ヒットチャートを上昇しました。61歳の紅白初出場歌手,秋元順子に至っては,オリコンシングルチャート3位に浮上してしまいました。司会コンビ,中居正弘,仲間由紀恵が出演している映画「私は貝になりたい」の正月の観客数が,暮れに対して突然2倍になったなど,紅白効果と思われる出来事が続出しているらしいですね。
この不況になって,「昔のままの日本だったらなあ」と思う事が多々あります。もし終身雇用制が維持されていて,今の給料は安くとも解雇の恐れがなかったら,内需はこんなに落ち込まず,外需の不振をカバーできたかもしれないし,各会社間で株を持ち合って安定株主が維持されていたら,過度に株主を気にすることなく,企業は企業内失業者を維持し,実質上の失業者は今ほど多くなかったかもしれないし・・・。 紅白の復権も,多くの人が過去の日本を望んでいる象徴のような気がしてきます。(ただし,それで日本企業が世界と勝負できるかどうかは,別に考えなければならないんでしょうが・・・。)
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