王子駅,40年間,未処理汚水を石神井川へ排水
東京北区のJR王子駅で,1966年頃から40年間以上にわたって,駅トイレの汚水が,浄化槽を経由せずに直接石神井川に流されていた事が分かりました。
東京都の下水道局が,石神井川の下水道改善工事に先立って排水口調査をした結果分かったと初めは報道されていましたが,なんと2007年6月には,都の下水道局はその事実をつかんでいた事が分かりました。しかし,JRにも伝えず,何の対策もおこなっていなかったという事です。JRでは,1966年頃に工事が行なわれて以来,汚水が直接川へ流れていた可能性が高いとしています。
石神井川をはじめとする都市河川の水は,最近は結構きれいな場合が多いです。山奥の小川のように,水は透明で,川底までしっかり見えたり,魚が泳いでいるのが見えたりします。しかし,しっかり調べてみると,今回のようにどこかで間違って汚水が直接流れ込んでいたというケースがあるのかもしれません。なんだか,他でもありそうな・・・。
(写真は,Google Street Viewによる,JR王子駅前)
| 固定リンク
コメント