太陽の黒点の異常減少,長期化
太陽の黒点の数が,今年の初めから異常に少なくなっているらしいです。
黒点の数が少ないという事は,太陽の活動が活発でないという事で,NASAは「太陽が約100年ぶりの活動の極小期に入っている」と言っています。実際,太陽風や磁場の観測から,太陽の活動がかつてなかったほど弱くなり,しかもそれがかつてなかった程長く続いているという事らしいです。
西暦1600年後半から1700年前半にかけて,太陽の黒点の数が減少した時期があり,マウンダー極小期というそうですが,ナショナルジェオグラフィックニュースによると,このときは「グリーンランドにわたる海路の大半は氷に閉ざされ,オランダの運河は日常的に厚い氷で覆われ,1695年にはアルプスの氷河が拡大し,海氷も増加してアイスランド周辺の海域が氷で埋まるほどになった」そうです。つまり寒くなるという事です。
こんなニュースを聞くと,最近の地球の温暖化は,これからさらに続くかもしれない太陽の活動の弱まりに向けて,地球の防衛機能が働いた結果かもしれないと思ってしまいます。実際,火星も温暖化しているそうで,地球温暖化は人間の活動のせいではないかもしれないという話もあるそうです。
(写真は黒点の無い太陽ですが,黒い四角にオレンジの円が描かれているだけの絵にしか見えません。)
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