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2009/04/13

関 裕二の「浦島太郎は誰なのか」

Urashima 関 裕二著「浦島太郎は誰なのか」を読了。
 日本の正史「日本書紀」は,7〜8世紀の権力者,藤原氏の都合のいいようにあ止まられたため,3〜4世紀のヤマトの成立つについて,つじつまが合わない所や謎の部分が生まれており,むしろその欠落した部分や歪められた部分は,浦島太郎をはじめとする昔話の中に象徴的に現れているという事から,「浦島太郎」というより,邪馬台国の卑弥呼と神功皇后の関係,その子である応神天皇ヤマト入りの謎,大和朝廷の誕生の謎や天孫降臨の意味などを解き明かす・・・という内容の本です。つまり,日本の誕生時のミステリーを解き明かす本です。それをテーマにした関 裕二氏の著作はたくさんあるのですが,前述の「邪馬台国と・・・や天孫降臨の意味」の部分を角度を変えて述べたものが多く,謎解きの面白さはどれか一つを読めば満足され,後は筋を知っているミステリーを読んでいるという状態になる・・・というところがあります。それでも十分面白いですよ。

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