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2009/05/21

漢字検定,元理事長,副理事長が逮捕される

Kanken 5月19日,日本漢字能力検定協会の前正副理事長親子が逮捕されました。実体のない自分の関係企業に仕事を発注する事によって,協会に損害を与えたという容疑での逮捕です。
 そもそも,日本漢字能力検定協会というのは,文部科学省所管の特例民法法人(特例財団法人)で,公益法人ですが,まるで個人商店のように,理事長と副理事長を親子で勤めているというのが解せない所です。
 この協会は,1975年に,もともと貸しビル業をしていた元理事長の大久保昇容疑者が,ビル内にあった漢字塾からヒントを得て設立し,1991年まで任意団体として漢字検定を行っていました。その時は確かに個人商店のようなものだったのです。それが1992年, 当時の文部省認定の検定実施団体として財団法人日本漢字能力検定協会に改組されました。その時点で,公益法人として個人商店を脱皮しなければならなかった訳ですが,それにもかかわらず個人商店経営が温存されていた訳です。他の公益法人も,同じような経緯,構造を持ったものがあるのでしょうか? 今回の事件に関して,公益法人所管官庁の責任は,問われないのでしょうか?

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