横浜伊勢佐木町で散歩
午前中,カミさんと娘が横浜に買い物に行って,午後,横浜での散歩につきあってもいいとカミさんが言うので,久しぶりに横浜散歩を楽しみました。
横浜では今,Y150という,開港150周年記念博覧会が開かれています。会場はレンガ倉庫の近くであり,みなとみらい線の馬車道駅が会場の最寄り駅となっています。私たちも馬車道で降りましたが,博覧会の人ごみを恐れて,会場とは反対側の南の方へ,馬車道通りを歩いていきました。
馬車道からJR根岸線の高架橋をくぐって,さらに南,伊勢佐木町に続く通りは,かつて横浜一の繁華街でした。今横浜の繁華街と言えば,横浜駅周辺やみなとみらい地区,さらに少し離れて元町あたりに移っています。私も買い物などはそこら辺で済ませることが多く,もう何年も馬車道や伊勢佐木町には行った事がありませんでした。伊勢佐木町では,数年前の紅白歌合戦で「ゆず」の歌が店頭から生中継されたデパートの閉店などがあり,結構寂れているのではないかと予想していたのですが,行ってみると,写真のようになかなかの人出で,ちょっと安心しました。
しかし商店街に並ぶ店は,ユニクロ,マツモトキヨシ,ブックオフ,おなじみのファミレスの数々など,全国チェーン店で占められていて,すっかり普通の商店街になっていました。その中で,学生の頃よく通った有隣堂書店本店が,昔と同じ風情だったのが懐かしかったです。
JR関内駅からかなり離れた伊勢佐木町5~6丁目あたりまで来ると,全国チェーン店の中に地元商店が混じるようになってきます。しかし人通りは少なくなってしまいます。
さて,南北に走る伊勢佐木町の商店街とは直角方向に,東西に走る商店街が横浜橋通り商店会です。伊勢佐木町を7丁目まで行った後,少し関内方向に戻って,5丁目と6丁目の間の通りを東の方へ行った所が,横浜橋通り商店会です。この商店会は,立派なアーケードで覆われています。「いきな下町」というタイトルが付いている商店会で,日常暮らしの中で使う生鮮食品,乾物,雑貨などの店が並んでいました。いわゆる有名チェーン店はほとんどありません。喫茶店だって,ドトールや上島珈琲店などのチェーン店ではなく,みんな地元の方がやっている喫茶店です。しかもシャッターが閉まった店も無く・・・。私がよく行く東京の武蔵小山商店街などは,なかなか活気のある商店街ですが,やはりチェーン店がたくさんあります。この横浜橋通り商店街は,今の時代にほとんど奇跡のような商店街です。とにかく,昭和の香りがする商店会でした。
今日は,今となっては,観光地,ショッピングタウン横浜としてはマイナーになってしまった地区を歩いた事になりますが,懐かしくもあり,楽しい半日を過ごしました。
<写真の説明>
上から;
(1) 馬車道の駅から出た所。馬車道通り。
これから歩いていく南の方向を向いて。
(2) JR根岸線関内駅を過ぎて,伊勢佐木町
の入り口付近。
(3) 昔とほとんど変わらない,伊勢佐木町の
「有隣堂書店本店」。
(4) 伊勢佐木町5丁目と6丁目の境あたり。
有名チェーン店だらけの伊勢佐木町も,
ここら辺まで来ると,地元の商店もあり。
(5) 横浜橋通り商店街の入口(というか出口)
伊勢佐木町側でなく,反対側の入口。
当日写真を撮らなかったので,google
street viewの映像です。立派なアーケード
があります。
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