新型インフルエンザ感染者がどんどん増えている
先日,うちの娘が新型インフルエンザの疑いで簡易検査を行ったという記事を書きましたが,そんなこんなで最近の新型インフルエンザの感染者数を調べてみました。左のグラフが,最近の日本の新型インフルエンザ感染者数の推移です(クリックすると拡大します)。夏に入って高温多湿になると,感染者が減るといわれていましたが,実際は7月に入っても感染者が急増しています。最近はマスコミでも騒がなくなりましたが,ある意味感染が日常化したといってもいいようです。
この推移をみると,発熱外来を設け,感染者を隔離し,大騒ぎしてマスクや消毒薬が売り切れになった時の対応というのは,結構役に立っていたんだという気がします。ある時から新型インフルエンザに感染したとしても,一般的なインフルエンザと同様の対応を行うという方針に改められましたが,それ以前の対応が,やはり感染拡大阻止には役に立っていたようですね。もっとも,インフルエンザに感染したとしても,日本では重症患者はでておらず,現状では一般的なインフルエンザの対応をとればいいというのは正しいのでしょう。ある受験生のお母さんは,感染するなら軽く済む今のうちに感染しておいて,受験時期のために免疫を作っておいた方が安心だとさえ言っていますが,気持ちは分かります。
(上のグラフは,国立感染症研究所感染症情報センターのホームページより。7月10日までのデータしかありませんが,ホームページには「厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局による情報収集方法が変更となったため、7月11日以降、毎日の更新はありません。」と書いてあります。対応が普通のインフルエンザと同じになったとしても,データはしっかりとっておく必要があるように思いますが,日々の患者数推移の情報収集を行なわなくなったという事なんでしょうか?)
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