脂肪量や血糖値を低下させる化合物
京大,東大,米ベイラー医科大のチームが,細胞内で脂肪の合成を抑制する化合物を発見したという記事が新聞に載っていました。
この化合物は,糖から脂肪を合成する際に必要な遺伝子のスイッチを入れる「親玉遺伝子」の働きを阻害する物質らしく,マウス実験によって,脂肪合成抑制や血糖値の低下が確かめられたとの事です。
これで,食べても脂肪量や血糖値を上げない薬ができればいいですね。しかし,夏目漱石の「吾輩は猫である」に,食べてすぐ喉を刺激して食物を吐き出し,また食べるという古代人ローマ人の美食家の話が出てきますが,薬を飲んで美食を楽しむというのはなんだかそれと同じように感じ,「何だかな~」という気もします。
(イラストは三菱化学病院のホームページより拝借しました)
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