最近の政局
民主党中心の連立政権になって,閣僚間の意見対立が取りざたされています。
曰く,亀井郵政問題金融大臣案と総務大臣というか民主党案の郵政再編案の相違。同じく亀井氏と財務大臣の金融方針の相違などなど。
これらが,連立内閣発足直後の産みの苦しみならいいのだけれど,これが尾を引いて,長くもめて,タイムリーな政策決定・実行ができないようだと,この問題山積の時代,全く連立の弊害以外の何者でもなくなります。少なくとも中小企業をめぐる金融の問題は,早く何らかの結論を出して方針をしっかりしなければ,中途半端な状態で長く議論の中に埋没してしまえば,銀行側,企業側,双方に不利益をもたらし,経済,ひいては雇用の一層の不安定化をもたらします。はっきり言って,それに比べれば,郵政民営化の問題は,亀井氏がかき回すくらいならば,しばらく放っておいた方がいいような気さえしてきます。
一方の自民党。総裁選に谷垣氏と河野氏が立ったと思ったら,西村氏も立候補するという。しかも,中堅・若手の票を割って,谷垣氏を勝たせる為の戦略であることは見え見えだという。全く救い様がないですね。
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