アフガニスタン,洋上給油活動
岡田外務相がアフガニスタンを訪れました。
今,アフガニスタンに関連して,自衛隊によるインド洋での給油をやめるかどうかが問題になっています。岡田外相は,絶対反対だった野党時代の民主党の主張に対し,「単純延長はしない」と言っており,少しニュアンスが変わってきています。
アフガニスタン国民の間で,日本は大変評判がいいと言います。その原因の一つが,日本は軍隊を派遣していないからという事があるそうです。日本は,現在アフガニスタン本土では,道路やクリニックや学校を作る民生支援だけをおこなっており,自衛隊はインド洋上での給油活動だけ。実際,先進国でアフガニスタン本土に軍隊を派遣していないのは日本だけだそうです。
現在の洋上支援は,金額的にも他の支援策に比べて小額で済みます。安全性の観点からも,直接テロ攻撃にさらされる本土に比べて,洋上であれば安全です。国際的な観点から軍隊派遣が必要であるならば,インド洋での給油支援は,なかなか賢明な支援策だと思うんですがね。
ただ,JICA(日本国際協力機構)や外務省が派遣した日本の民間人が,外国の軍隊に守られて危険な本土で道路やクリニック建設の活動を行っているのに,自衛隊が安全な洋上でしか活動していないというのも,なんだか釈然としない気もするんですが・・・。
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コメント
はじめまして、こんにちは
自衛隊以外では日本人も現地入りしてるんですね。
自衛隊も現地で貢献しないと、
他の先進国から「日本だけ安全な場所で作業して…」と思われて、対北朝鮮の時に日本の拉致問題協力の際、消極的になるんでは、
と不安です。
投稿: tener | 2009/10/18 16:47
アフガニスタン本土では,100名を超える日本人が,日本政府やNPOから派遣されて,インフラ整備などの仕事をしているようです。常にテロの危険性があり,リトアニア軍(だと思いますが)に守られながら活動しているそうです。
自衛隊がアフガニスタン本土で活動していない事は,諸外国がどう見ているかは別として,アフガニスタン国民には好ましく写っているようです。アフガニスタンは,かつての平和な時代,現在の天皇夫妻も皇太子時代に訪問し,かなり親日的な国で,その意味でも,日本が他の外国とは違った貢献が出来る可能性があります。
投稿: Alice堂 | 2009/10/18 22:05