3D映画やテレビは,隆盛になっていくのか?
12月14日のNHKクローズアップ現代で,3D映画やテレビのトレンドを紹介していました。
全体的に言って,「これからの映像は3Dの時代」という意図でしたが,どうなんでしょうね。以前このブログで書いたように,3D映画などは昔からあり,しかも1950年代にはブームがあったし,3Dビデオもビデオディスク時代にありました。番組の中で紹介された,右と左の映像を交互にテレビに映し出し,それと連動した液晶シャッター付きの眼鏡で見るという方法は,ビクターのVHDディスクで実用化され,1980年代に実際に発売されていた方法です。
なんだか,古い方法を持ってきて,それに過度に期待を寄せているような気もするんですが・・・。まあ,問題は方式よりもコンテンツ次第という事ではあるんでしょうね。
(写真は「右と左の映像を交互にテレビに映し出し,それと連動した液晶シャッター付きの眼鏡で見るという方法」によって発売されたVHDディスク「JAWS 3D」。1985年頃発売されたビデオディスク。ヒチコック監督の「ダイヤルMを廻せ!」とか「肉の蝋人形」とか,1950年代の立体映画ブームの時に製作された昔の立体映画が,立体VHDディスクで売り出されたのが1980年代。その1980年代も,プチ立体ブームだったようです。さすがに名作,「ダイヤルMを廻せ!」の全編立体バージョンVHDビデオディスクは,某オークションサイトで,今では10000円の値段が付いていました。)
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コメント
失礼なお言葉ですが・・・
まずはワーナー・マイカルなどで3D映画をご覧になったらいかがでしょうか。
なんでも3Dになるとは思えませんが、少なくとも映画においては何年も前から結構大きな波が来ているのですが・・・
投稿: るえ | 2009/12/15 12:28
立体映像というのは,何年も前どころか何十年も前,一時えらくはやった事がありますが・・・。半世紀以上前に映画で,30年くらい前はテレビ・ビデオ映像で。
その昔と今の違いは,見る側ではなくて作る側の方でしょう。コンピュータの活用によって,昔より簡単に立体映像が作れるようになり,悪い言葉で言うと,下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的な事も可能になったという所でしょうか。
投稿: Alice堂 | 2009/12/15 19:42