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2010/02/27

東海道新幹線架線切れに対する処分発表

Shinkansen 1月29日の東海道新幹線架線切断事故。同日午後1時49分頃,横浜市羽沢付近で列車が架線(補助吊架)を切って停電し,3時間あまりにわたって新幹線がストップ,上下56本が運休,190本が遅れ,駅間に止まった列車には3000名を超える乗客が閉じ込められ,約14万9千人に影響したという事故です。
 その事故の原因は,事故の2日前にパンタグラフの架線に触れる部分,「舟体」を交換した際に,その4本の固定用ボルトを全てつけ忘れ,走行中に舟体が落ちたためとわかりました。
 ちょっとあり得ないボーンミスでしたが,2月26日,作業ミスをした男性社員3人の出勤停止5日間,新幹線鉄道事業本部長の減給10%1カ月,作業員の上司5人も戒告や訓告など,関係者の処分がJRから発表されました。さらに,ボルトなど部品の数量が一目で分かる容器の使用,修繕の重要作業の「チェックシート」を4月までに完備,運行再開を早めるための復旧作業態勢見直しなど,再発防止策も発表されました。
 安全にも関わる作業のチェックシートが無かったというのも驚きですが,おそらく今まではチェックシートが無くても問題ない程,プロが作業していたという事なんでしょうね。そんな職場のプロがいなくなってきて,製造メーカーである私が勤める会社の工場などでは,もう何年も前からチェックシートで作業をするようになっていますが,鉄道もとうとうプロがいない時代が来たという事なんだと思います。

(事故時に止まった新幹線の写真は,朝日新聞より)

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