亀井静香氏,郵政改革担当相を辞任
国民新党代表で,郵政改革担当相の亀井静香氏が,閣僚を辞任しました。
菅直人首相が今国会での郵政改革法案の成立を見送る方針を決めたことを受けて,今国会で郵政改革法を「成立させる約束を履行できなかった責任をとる」形で辞任するものです。
民主党は,現在の勢いのまま,早急に参院選になだれ込みたいのに対し,郵政改革法の成立には,2週間以上の国会会期延長が必要で,その場合,7月11日の投票日を延期せざるを得ない。その為,今国会での法案成立見送りの意向を民主党が国民新党に伝え,両党間で調整が続いていました。
その結果,「今国会での成立見送り決定」,「郵政改革法案を参院選後の臨時国会で速やかに成立させる事」,「菅首相と亀井氏が郵政改革法の必要性について国民に伝えていく事」などを合意したものです。亀井氏は閣僚を辞任しましたが,両党の連立は維持されます。
郵政改革法案については,郵貯限度額の2000万円を言った言わないで亀井氏と副首相であった菅氏の間でもめ事があったし,枝野幹事長は以前,逆に限度額を500万円に減額しろと言っていたし,そもそも郵政改革では,民主党現政権と国民新党は水と油だったように思います。「その後の情勢変化」ということで,一応民主党も国民新党流の郵政改革法案が必要という立場をとっていますが,本心はどうなんでしょうね。以前は確かに,意見を異にしていましたよ。
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