HMV渋谷店,8月中旬に閉店
英国系CDショップ,「HMV渋谷店」が8月中旬に閉店すると発表されました。
あんなに大きなCDショップが,またいろいろなイベントなどを活発に行っていたショップが閉店するというのは,ちょっとショックです。
閉店は「様々な要素を総合的に判断した結果」とのことですが,結局やはりCD売り上げの低迷が原因です。そう聞くと,「やっぱりね」という気がします。以前このブログに,下のような記事を書いたのを思い出します。まだiTunes shopが音楽配信販売を行っていなかった2004年の記事です。
(写真はHMV渋谷店の外観。Google street viewの映像です。)
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コメント
違法コピーが鳴りやまない。
これが止められないことは、それだけの需要があることだと思うんですね。それをビジネスにできたAppleは他と発想力が違っていたと考えています。
Appleの製品が躍進を遂げていますが、iPodは何かしらの後押しされる市場からの要望があったのかと時々考えます。
投稿: soubou_walker | 2010/06/13 22:30
soubou_walkerさん,コメントありがとうございます。
iPod発売前にも,デジタル音楽プレーヤーが存在していましたが,その頃はアップルやソニー等,有名メーカーでなく,名も知らないメーカーから発売されていました(中でも,Rioというメーカーの機種は結構有名でした)。今では,それらのメーカーはすっかり淘汰されてしまいましたね。
ネットによる音楽配信販売もベンチャーによって始められましたが,これもアップルやソニーが始めるようになると,これらに取って代わられていきました。
iPodの成功は,はやりiTunesという使いやすいソフトを作り得た事が大きいでしょう。後にその開発メンバーを引き抜いてiTunes likeにソフトを作り直したソニーが,いま少なくとも日本では,iPodとかなり互角の勝負を行っている(digital walkmanがiPodの販売数を抜く月もあるくらい)という事が,iTunesの優秀さを表しているといえるでしょう。
違法コピーがCD販売の足を引っ張っているというのは確かにその通りと思いますが,違法コピー問題というのは,アナログ時代,テープ時代にも(というか,プロテクトをかけずらかったアナログ時代にこそ多く)存在していました。
やはりレコード店,CDショップの不振は,違法コピーというより,ネットによる正規の音楽配信の興隆によるものといえると思います。
投稿: Alice堂 | 2010/06/14 00:11