中国人船長,処分保留で釈放
尖閣諸島沖で中国漁船と日本の巡視船が衝突した事件で,地検は公務執行妨害で逮捕した中国人船長を処分保留のまま釈放すると発表,25にち,既に船長はしゃくほうされました。
これはまずいでしょう。いずれ釈放するとしても,29日まで勾留期間があったので,それまでは待つべきでした。これ以降,同様の事件に対する日本に対する対抗圧力を強めるだろうし,外交的に非常にまずい例を作ったと思います。表面的には政府の判断ではなく地検の判断だという事ですが,もし本当ならば,そんなところで判断するような事件ではないと思います。
穿った見方をすれば,週明けにもフロッピーディスクのデータ改ざん事件で逮捕された大阪地検特捜部主任検事の事件が大きく報道されていくのを防ごうとしたのかと思ってしまうし,またアメリカとの安保条約の重要性の議論が行われるでしょうから,普天間の問題に変化をもたらそうとしたのかとも思ってしまいます。
首相と外相が海外に行っている最中に行われた処置。実際のところ,誰が決めた事なんでしょうね?
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