羽田空港新国際線ターミナルを見学しました
10月21日に開業した羽田空港の国際線ターミナルを見学してきました。
数年前,台湾に出かけるので,羽田空港から国際線に乗った事があります。その時のターミナルは,それこそどこの地方空港のターミナルかというような小さく何も無い所でした。
それに比べて数段大きく,立派になったターミナルです。しかし,成田よりも小さく,もちろん仁川(韓国)やチャンギ(シンガポール)の巨大さには比ぶべくもありません。でも逆に小さいからこその便利さというものもあります。それを生かしていけばいいでしょう。
羽田発着の国際線の充実で,成田との棲み分けが課題だと言われています。成田は航空機同士の乗換用空港とするのがいいと思います。実際仁川だって,ソウル中心部から遠い空港です。それなのにアジアのハブとなり得ているのは,非常に多くの国への路線があり,とりあえず仁川に行けば,世界中のどこにでも行かれるからです。航空機同士の乗換に使うなら,都心から遠くても関係ありません。国内線も充実させて,国内線との乗換も便利にすべきです。
一方羽田は,首都圏用の空港として,首都圏と海外を結ぶ事を目的とすべきだと思います。何しろ都心に近いのですから,海外から来て東京で降りて,東京付近に用事がある人にはもってこいの空港でしょう。前原氏が国交相だった時,羽田に新幹線を誘致すると言っていた事がありますが,それも必要でしょうね。
今考えると,成田に空港を持っていった事,そして国際線と国内線を成田と羽田に分けるという政策がそもそも間違っていたのだと思います。それで,成田も羽田もハブとなり得なかったのですね。
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