カセットウォークマン,国内販売終了
10月22日,SONYは,カセットウォークマンの国内向け生産を4月末に終了していた事を発表しました。
うちの初代持ち歩き音楽プレーヤーは,はやりカセットウォークマンでした。その後,東芝やAKAIなど,いろいろなメーカーのカセット音楽プレーヤーに買い換えていきましたが,iPod miniを手に入れた時以来,私の周りではカセットテープを見かけなくなりました。
音楽テープに限らず,映像の方もDVDやブルーレイ,さらには内蔵ハードディスクに記録するようになったし,テープというものはなくなりつつあります。うちの娘達の子供の頃の映像記録が,8ミリカセットテープ,デジタルカセットテープで残っているんですが,これらを使用する機械も今では壊れて使えないし,見ることの出来ない状態になっています。メディア変換してくれるショップもあるようですが,結構たくさんのテープがあって,お金がかかりますね。このままでは,ちょうどテープで映像を記録する時代に子ども時代を過ごした娘達は,その時代の記録がない状態になってしまいます。
今思えば,テープの時代というのは,一時的な過渡期の時代だったという事になります(一時的というには長い時代だったのですが)。多分,現在の円盤メディア(CDやDVDやブルーレイ)も,未来から見れば過渡期の産物だったという事になるのでしょう(CDはそうなりかけていますね)。まあ,これらの円盤メディアでの記録は,簡単に現在でもハードディスクやメモリチップに落とす事ができます。円盤メディアに記録されている情報は,安心せずにその時々の最新メディアに変換しながらとっておく必要があるということですね。見ることの出来なくなったテープ記録所有者の教訓です。
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