小沢一郎氏,東京第五検察審査会が「起訴議決」
小沢一郎元民主党代表の資金管理団体,「陸山会」の土地取引事件で,東京第五検察審査会は小沢氏を2004,2005年分の政治資金規正法違反容疑で強制的に起訴すべきだとする「起訴議決」を行いました。
小沢氏は一度,政治資金規制法違反(虚偽記載)容疑で「不起訴」となり,それに対して東京第五検察審査会は4月に「起訴相当」と議決し,その後5月に東京地検特捜部が再び「不起訴」として,今回の2度目の検察審査会の審査で強制起訴が議決されたものです。今回の議決は,小沢氏の事件への関与を認めた元秘書らの供述の信用性を認めたものです。
今後小沢氏は起訴され,この事件は法廷の場で争われる事になりますが,検察が2度にわたって「不起訴」と決めた事案が,法廷でどのように扱われるのか,はなはだ疑問だと思います。検察の判断だけではなく,法廷の判断に委ねられるというのは正しいと思うのですが,検察に「有罪」に持っていく意欲があるのかどうか・・・。
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