アメリカンヒーロー映画?「キック・アス」を観た
「キック・アス」というアメリカ映画を見ました。渋谷の独立系の映画館でした。
アメリカンコミックが原作です。アメリカンコミックヒーローにあこがれた高校生が,ネットで買ったコスチュームを着て特別な能力も無いのにヒーローを気取り,チンピラに腹を刺され,さらに車にはねられて病院に担ぎ込まれるところから映画が始まります。治療の為に全身に金属を入れられ,アメコミの改造人間みたいになったと喜ぶ主人公。こりもせずに勝手に街をパトロールしてチンピラやギャングにボコボコニされながらも,それを撮影されてYou Tubeで有名になり,ちょっとした誤解から麻薬ギャングに狙われ,そのギャングを敵と狙う本物の訓練をつんだバットマンのようなヒーロー(なんとニコラス・ケイジが演ってる)と11歳の娘のヒット・ガールがからんで,殺人アクションが繰り広げられるというストーリー。
スーパーマン,バットマンやスパイダーマンなど,アメリカンヒーローコミックのパロディーで,北米で公開された時は興行収入初登場1位となるなど,なかなか華々しい興行成績を記録した作品のようです。しかし日本では,アメリカンヒーローコミック自身に人気が無く,ヒットはおぼつかないと思われたのか,昨年12月にわずか4館で公開されました。それがじわじわ人気を呼び,2011年2月12日の時点では全国40館程度での上映に拡大しているようです。
ダメ高校生ヒーロー,キック・アスよりも11歳の可愛い少女,ヒット・ガールが悪人どもを次々にやっつける活躍にカタルシスを感じますが,人が多く死に,残酷描写も少なくない点,拒否反応を示す人がいるかもしれません。
上映館が少なく,見る事ができない方も多いと思いますが,もう3月にはDVD,ブルーレイディスクが発売されるようで,レンタルで見られるようになるのも遠くないと思います。万人向けの映画ではなく,誰にでも薦められる映画ではありませんが,私は面白かったです。
(上の写真は,3月に発売されるDVDのパッケージ。アマゾン書店のホームページより。)
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