農産品の摂取制限と水道水からのヨウ素検出
政府は3月23日に,食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出された農産品について,摂取制限の指示を行った。
「一時的に食用に供されたとしても、健康に害を与えるものではない。」といいながらの摂取制限で,一体全体,食べても健康に害があるのかないのか,さっぱりわからないような言い方です。
このような指示を行うという事は,風評被害を広めてくださいと言っているようなものです。おそらく,かなりの量,かなりの期間食べなければ健康被害は無い物と思いますが,そのような情報と共に発表すべきです。
またこの日,東京都金町浄水場の水道水から,1リットルあたり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと,東京都が発表しましたが,確かに乳児の飲み水についての国の指標の2倍を超えるものの,これにしてもかなりの量,かなりの期間飲み続けなければ乳児に健康被害は無いはずで,どのくらいの量,どのくらいの期間飲み続けなければ健康被害が起きないという情報と共に発表すべきです。
ただ定性的な説明に始終するのではなく,定量的なデータを示して欲しいものです。
(写真は,金町浄水場のとんがり帽子の取水塔)
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