自分で建てた家
知人の家へ行った時,近所にちょっと変わった家がありました。リゾート風のログハウスとも違う木の家です。ログハウスは丸太を組んで作るのが普通でしょうが,その家は木の板で作ってありますが,普通の木造住宅とも違った感じの,どこかリゾートっぽい家でした。住宅地の家としてはちょっと珍しい雰囲気だったので知人に聞いたら,そのうちの主人が大工でもないのに自分でこつこつと建ててしまった家だと言います。
素人が自分で家を造ってしまったという話は時々聞きます。有名なところでは,鉄筋コンクリートで地下1階,地上6階建ての共同住宅をを造ってしまったという高知の沢田マンションや,れんが造りの徳島の喫茶店「大菩薩峠」などがあります。
そんな事を考えていたら,関東大震災のときは焼け跡にすぐに自分で作ったバラックが立ち並んだという話を思い出しました。今回の震災ではそういう光景は無い様ですし,私自身が震災にあったとしたら,自分でバラックといえども家を建てる自信も無く,やはり国や自治体を頼りにして,仮設住宅建設を待っているだろうなと思います。
そんな事を考えると,いろいろな意味で昔の人のバイタリティーを現代人は失ってしまったのかなあと思います。
(写真は高知の沢田マンション。Wikipediaより拝借しました。)
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