東横線-日比谷線相互乗り入れの廃止
昨日,「東横線の副都心線への乗り入れ開始日が決定しました」という記事をアップしましたが,ダントツ一位のアクセスを記録しました。その日にアップした記事が,各記事中でアクセス数1位になるというのは,結構珍しい事です。また東横線の副都心線乗り入れについては,ネット上の多くのブログに取り上げられていました。
その中で多くの方々が,副都心線乗り入れを機に日比谷線乗り入れが廃止されるのを残念に思っている様でした。日比谷線は確かに,恵比寿,六本木,霞ヶ関,日比谷,銀座,築地,秋葉原,上野といった有名な街を縦貫し,日比谷線に乗り降りすれば,おしゃれな街から下町まで,ひと通りの東京見物ができてしまうという路線で,それに直通する電車がなくなるというのは,東横線のポテンシャル的に幾分低くなるような気がしないでもありません。
しかし,日比谷線は有名どころを通るためにけっこうクネクネした路線で,どこへ行くにも幾分遠回り気味なんですね。急カーブが多く,運転速度も低いのです。何となく,日比谷線は遠回りで時間がかかるという認識があります。しかし実際は,中目黒から銀座へ行く場合,渋谷での乗換で東横線ー銀座線乗り継ぎでは25分はみなければならないのに対し,日比谷線利用では17分程度と,日比谷線の方が早いんです。乗換というのは,やはり時間のロスなんですね。
その意味で,必ず中目黒乗換が必要というのは,やはり不便になる事は否めないです。しかし,過密ダイヤの中で日比谷線直通を残すといっても,1〜2時間に1本という程度では利用価値が減殺されます。まあ日比谷線直通廃止後は,中目黒での東横線ー日比谷線の接続をできるだけ良くして,時間ロス無く乗換ができるようにして欲しいですね。まあ,中目黒駅では同じホームで乗り換えられるというのは,乗換のストレスを軽減してくれます。
それにちょっと気になるのは,日比谷線直通廃止後も,東急1000系による日比谷線内運用があるのかどうかです。日比谷線内運用から東急1000系が全く手を引いてしまった場合,東京メトロ車の増備も必要になるのではないかと思います。東急1000系が東京メトロに譲渡されたりして・・・。
気になる事というのはまだあります。菊名での日比谷線折り返しは無くなりますが,菊名発副都心方面行きという菊名始発列車は残ります。菊名の折り返し線は,現在通常は18m車8連しか入りませんが,副都心線向けの20m車8連なり10連なりが折り返し線の改造なしで入れるんでしょうか? いろいろ,細かい疑問が湧いてきます。
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