電子ブックサイトを比べると・・・・・その3
以前書いた様に,最近,いろいろな電子ブックサイトを見ています。
以前はどのサイトもそれほど品揃えは変わらないと書いたのですが,「honto」という電子書籍サイトは,他より沢山の電子書籍を揃えている様に思えます。たとえば,推理作家 柄刀一の作品を各サイトで検索してみると,Kindle storeでは3作品,bookliveでは5作品が出てきます。両者の差は,kindle storeには詳伝社から出版された本が一切無い事によります。bookliveには,祥伝社からの2作品がラインアップされれいるのです。
一方,hontoではどうかというと,何と15作品が存在します。これだけ見ると他のサイトより品揃えがいい様です。しかし実は,10作品はPC専用なのです。PCとはWindowsパソコンを指します。つまりiPod touchでも,iPadでも,Macでも,アンドロイドタブレットやスマートフォンでも,読む事ができないのです。bookliveにもある5作品のみ,hontoから買ってもPC以外の各メディアでも読む事ができます。
まあ,Kindle storeとbookliveは,KindleおよびLideoという専用端末をもっていますから,それぞれの専用端末で読めない本(PCだけしか読めない本)は売っていないんでしょうね。
hontoのPC専用書籍が他のサイトには無い特別な出版社から出ている訳ではなく,Kindle storeやbookliveにも本を提供している光文社と角川書店のものです。そもそもPC専用とはいえ,電子ブックになっているのだから,KindleなりLideoなり,他のフォーマットに変換するのはそれほど難しくないと思うのですがね。何故PC以外のフォーマットに対応していないのでしょうねえ。
まあこんな事も,電子書籍ビジネスが,整備途上のまだ始まって間もないサービスだという事でしょうか。
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