雑司が谷の鬼子母神
東横線が副都心線に乗り入れて,乗り換え無しで行ける範囲が拡がったので,乗り換え無しで散歩に行って来ました。
池袋の一つ手前,雑司が谷駅。ここはこれまで降りた事の無い駅です。
「雑司ヶ谷」といえば「鬼子母神」。「雑司ヶ谷の鬼子母神」という言葉は,東京地方の人にとって,結構有名な言葉だと思います。鬼子母神は本来は仏教を守護するインドの女神です。多くの子どもの母でありながら,他人の子を捕えて食べてしまう鬼女であったため,釈迦が彼女が最も愛していた末子を隠して子を失う母親の苦しみを悟らせ,仏教に帰依させたといわれ,その後子供と安産の守り神となりました。鬼子母神を祀った寺として,雑司ヶ谷の他に「恐れ入谷の鬼子母神」といわれる東京台東区入谷の鬼子母神も有名です。
さて,地下鉄副都心線の雑司ヶ谷駅はまた都電の乗換駅です。地下鉄の駅から都電の踏切を越えてすぐ,鬼子母神への参道へ出ます。参道は欅並木の石畳の道でした。
この参道を突き当たりまで歩き,左折すると鬼子母神があります。ここら辺は目白の近所で,東京の下町ではありませんが,下町の雰囲気がありました。しっかり昭和の香りのする街でした。昭和の香りは,都電が通っている事も関係しているかもしれません。
最後に都電の写真を載せておきます。雑司ヶ谷停留所を出発するところです。
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